職場で行われる上司・同僚などによるモラルハラスメント、パワーハラスメント(パワハラ)、職場いじめ、精神的虐待についての解説、体験談、アドバイス等

退職後トラウマに陥らないために

モラル・ハラスメントが原因で、会社を辞めてしまう被害者も少なくありません。

会社に行くことがあまりにも辛いので、会社を退職して、対象者から離れさえすれば、その辛さから逃れられると思うのでしょう。

それでは本当に、被害者は、退職して対象者から離れることができれば、もうモラル・ハラスメントで苦しむことはなくなるのでしょうか?モラル・ハラスメントから解放されるのでしょうか?

結論からいえば、被害がそれほど深刻にならず、早い段階で退職した被害者であれば、モラル・ハラスメントから解放されます。as070707_04-72

もしくは、うまく他に、自分自身を心から納得させられる退職理由(キャリアアップ・寿など)を見つけることができれば、モラル・ハラスメント解放されるでしょう。

しかし、深刻なハラスメントを経験した被害者の多くが、退職後トラウマに陥っているのが現状です。

退職後トラウマとは、退職しても、対象者から受けたモラル・ハラスメント行為が頭から離れず、それを思い出して涙が止まらなくなったり、胸がつまったりしてしまう症状のことです。過去の辛い体験が、ふとしたときに、突然かつ非常に鮮明に思い出されたり、夢にあらわれたりするフラッシュバック現象に苦しめられてしまうのです。

さらに、対人関係が恐怖・不安の対象となり、新しい職場にうまく適応できなくなってしまうことも少なくありません。自信が持てず、いつも不安に怯えているので、円滑な人間関係を築くのに必要不可欠である「笑顔」が生まれないのです。

「あのときはこうすれば良かった」「どうして○○できなかったのだろう…」「我慢がたりなかったのだろうか?でも・・・」

今ではどうすることもできない過去の出来事ばかりに考えが奪われてしまいます。

このような後遺症が残るために、会社を退職することは、モラハラ被害からの脱出には必ずしも結びつかないのです。現実のモラル・ハラスメントはなくなっても、空想上(過去)のモラル・ハラスメントに苦しみ続けてしまうのです。

あなたには、今、どのくらいのトラウマ症状が起きているでしょうか?もし既に強いトラウマ症状が出ているとしたら、それは退職後も残ってしまう可能性が高くなります。下記のページで、まず自己診断してみてください。

>> オンライン自己診断 (2)PTSD/トラウマ深刻度

退職後トラウマに陥らないために、大事なことは2つあります。

(1)退職前、「ハラスメントが辛くて会社を辞める」ではなく、「ここにいても自分は成長できないし、自分の力を発揮できないから会社を辞める」と心から思えるようになること

(2)退職後、自然にフラッシュバックしてしまうハラスメント体験について、必要以上にあれこれ考えないこと

理想的なのは(1)です。これが本当にできれば、退職後トラウマは全く怖くありません。

しかし、すでに退職してしまっている場合でも、(2)がしっかりできれば、トラウマ記憶は定着せず、徐々にトラウマは弱くなってきます。

ハラスメント脱出コーチングでは、実は、これを実現するためのテクニックを教えています。自分ではなかなかできない方は、是非、専門家の個別指導をご検討ください。

なお、退職してからの経過時間が、ある程度たってしまうと、トラウマ記憶が強く定着し、なかなか弱めることができません。そうならないためにも、できるだけ早く対処することが大切です。
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