さとこさん (40代、女性)

臨時職員として勤務していた幼稚園で、職員である教務主任より、言葉による直接的および間接的ハラスメントを受けていた。

些細な事にも執拗な叱責や、人格を否定するような言動。勤務全体がスムーズに運ばなくなるような妨害行為。対象者は、前任の幼稚園でも、ターゲットとした職員を退職に追い込んでいた。

初めは上手くやれていたが、行事がたてこんできて、自分のクラスの父兄とうまくいかなくなったりしてくると同時に、じわじわといやみを言ってくるようになり、園長が私をかばうと、ふたりきりになったときに延々といやみやいがらせの言葉をなげかけるようになり、最終的には周りに誰かがいても平気でプライドを傷つけるような言葉をあびせるようになっていた。半年ほどで出社できなくなり、心療内科への通院を始めた。

言葉の例/行動の例

  • 保育園から来た人間とは仕事をしたくない。
  • あなたと一緒にいると、心がすさむ。
  • 私は主任だから、保護者の前では失敗できない。
  • 私は、主任だから恥をかきたくないから、あなたが全部やって。
  • ピアノをチャラチャラ弾くな、ピアノを片づけろ。
  • 運動会のクラス競技を先に出させて、平気で競技内容をぱくる。その後、自分の考えていた物だとみんなの前で自慢する。
  • 仕事に必要な書類を隠す。あるいは、保管してある場所を聞いても教えない。
  • (園長不在の時)私の保育を見張り、ひとつひとつ揚げ足をとるにくる。
  • 園長の悪口を平気で言ってくる(私は、園長の知り合いで職場に以前の実績でひっぱってもらっていました)。園長には、私の悪口を言う。とろい、気が利かない。知識がない。常識がない。
  • 他の職員には挨拶しても、私は無視する。他の職員には丁寧に仕事を説明し、仲の良さを見せつけるようにしている。

ある朝、出勤したときにきゅうに近寄ってきて、「私わかったわ、あなたは、ひとにやさしくないのよ。思いやりのかけらもない人だね。あなたといると、わたしまで殺伐した気持ちになって人にやさしくなれない」と面等向かっていわれた

心身への影響

職場にいきたくない。主任と同じ場にいれない。声を聞くと体が震える。仕事中突然手がこわばり持っている物を落としてしまったり、車を運転中に足がこわばり、追突しそうになる。

食欲がなくなり、食べた後全部もどす。手のしびれ、生理不順、息が苦しくなり、胸が苦しくなるなどの症状があった。半年後、職場に行けなくなり、3週間のお休みを頂く。その後、心療内科へ2週間ごとに通院しながら、休みを繰り返すようになった。

起こしたアクション

状況を園長に相談に相談したところ、メンタルヘルスの病院に行くことを勧められるが、自分の置かれている状況をしっかり確認したかったため、パソコンで情報を探していたところ、たまたま「職場のモラル・ハラスメント対策室」を見つけた。状況をメールで先生に相談したところ、面接相談を受けるように促されたが、一人で訪問する気力がなかったので、友人に付き添ってもらい、個別相談を受けた。


  1. さとこさん <40代・女性・幼稚園教諭、対象者=上司>
  2. ゆりこさん <30代・女性・研究調査、対象者=上司>
  3. ようこさん<30代・女性・雑誌編集、対象者=取引先>
  4. たかしさん<50代・男性・オフィス管理、対象者=取引先>
  5. あいさん<20代・女性・図書館書士、対象者=上司>
  6. すみれさん<30代・女性・事務職、対象者=夫> ※ 家庭のモラハラ