モラハラ脱出物語<たけしさん・20代・男性>④

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東京タワー1周の散歩で感じたこと

ある日のコーチングの後、こんな出来事がありました。
先生から、「今日はこれから少し時間ある?」と尋ねられたので、その日は土曜日のお昼で、特に予定もないことを告げると、「この建物を出ると、右に東京タワーがよく見えます。東京タワーを一周されたらどうでしょうか? 大体40分くらいかかりますが、道はすぐにわかると思いますよ」と、おっしゃったのです。
初夏のよく晴れた日だったので、言われたままに、東京タワーを歩いて一周してみたところ、私の心の中に、ふとある感情が蘇りました。
それは、モラル・ハラスメントの被害にあって以来、私が忘れてきた感情であり、『すがすがしい気分』でした。日光や風にあたること、体を動かすことが気持ちいいという、当たり前の感情をようやく取り戻すことができたのです。
今となっては自分でもおかしな話ですが、当時の私は、朝日を浴びても、そよ風にあたっても、小鳥の囀りを聞いても、寝ていても、食事をしていても、気分が晴れることなど一瞬たりとも無かったのです。常に、感情に何か重い蓋がされているような感覚で、塞ぎがちで、心の底から手放しに、楽しいとも嬉しいとも思えなかったのです。

飲み会に誘われても、動じなくなった

定期的にコーチングを受け、メンタルトレーニングを続けていく日々の中で、太郎とのかかわり方も変化していきました。太郎と話すことはもちろん精神的苦痛を伴い、嫌なものは嫌なのですが、彼と話している最中、彼と話し終わった直後に、感情をコントロールするメンタルトレーニング法を実行することで、ネガティブな感情のループに陥ることが少なくなりました。たとえ感情がネガティブになっても、比較的早く、ニュートラルな状態に戻すことができるようになりました。
さらに、太郎との接し方を自分でコントロールできるようになりました。
飲み会に誘われても、うまく理由を探して断る事ができるようになりました。太郎からの説教が始まっても、聞き流して嫌な話題を変えることができるようになりました。

現在の心境

現在、私は、ほぼモラル・ハラスメントから脱却できたと思っています。
楽しい、嬉しい、おいしい、といった感情が心の底から自然に湧いてきます。当たり前のことだけど、モラハラを受け続けると、それが当たり前ではなくなってしまっていたのです。ここまで回復できたものも、石井先生のモラハラ対策室を選択して、先生のコーチングを受け、メンタルトレーニングをしたことによるものです。
私はいわゆる研究開発職ですが、研究開発職というのはモラハラが発生しやすい場所だと思います。技術や知識というのは、一朝一夕には身に付かず、どうしても技術を持つ者と無い者との間で上下関係が生まれます。そして、今日の技術は細分化していて、特定の分野での技術の世界は狭いため、このような背景を使った権威者によるモラハラ行為が起きやすいと思います。
今の社会では、未だモラル・ハラスメントの認知度は決して高いとは言えません。とかく、自分が悪いと我慢しがちですが、こんな仕打ちは「普通じゃない」と少しでも感じたら、早めに対処することをお勧めします。対処が遅れれば遅れるほど、感情的にも精神的にもダメージは深くなり、回復するのに時間がかかってしまいます。一人でも多くの方が、モラハラということを認知し、その被害者および加害者が減ることを願います。
また、石井先生が指導されるメンタルトレーニングの有効性は、モラル・ハラスメントの脱却のみならず、日常的な対人関係による些細なストレスの軽減、人前で話す時の緊張からの開放、など応用範囲が非常に広いと思います。すなわち、自分の感情がネガティブかポジティブかということがわかり、ネガティブならば簡単にできるテクニックを実践することで、人為的に、ニュートラルからポジティブな気持ちに感情を移行することができるようになるのです。
半信半疑で始めたメンタルトレーニングも、数か月続けた今では効果を自分のものにできるようになったと思います。
私が入社直後にモラル・ハラスメントに遭ったことは不幸の極みだと思っています。しかし、モラハラ対策室で出会ったメンタルトレーニングスキルは私の一生の財産です。
私の体験談によって、一人でも多くの方が早期にモラル・ハラスメントから脱出できれば幸いです。

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※プライバシー保護、キーワード説明のために、若干の脚色が施されています。

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