モラハラ脱出物語<なつこさん・30代・女性>④

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石井先生と出会って

今から思い返しても、あれだけ悶々と悩んでいた私が、すぐに石井先生の相談に伺ったのは、ものすごい行動力だったと思います。私の心と身体は、もうモラル・ハラスメントに悩みたくない! と悲鳴を上げていたのだと思います。
すぐに石井先生にお会いしたのは、私の人生にとって大正解の選択でした。
一番安心したのは、今までの出来事がモラル・ハラスメントなのである、と、とても細かく、私の納得ができるように説明いただけたことでした。
被害者の症状は、すべて本能的なストレス反応であり、私の考え方が原因ではない。モラル・ハラスメントからの脱出に、プラス思考の性格に変えようというような指導方法は危険であるとおっしゃっていただけたことも、安心につながりました。
職場で問題が起きているのは自分の性格に問題があるのではないか、人間として至っていないからなのではないか・・・などと、マイナス思考のどん底に陥っていたので、これは救いでした。
「一度脳内でできあがってしまった恐怖感情の神経回路は、無意識に反応するものなので、我慢や根性といった意識的なものでは抑えることができません。だからこそ、どんなに頭で考えて、前向きに考えよう、我慢しようと努力しても、体の震えが止まらない、仕事に集中できない、辛い記憶がフラッシュバックするといったことが起こるのです」と、励ましていただきました。
表現はおかしいかもしれませんが、私はおかしくない。普通なんだ! と、ほっとしました。
自分自身を回復するために、石井先生のメンタルトレーニングを個別指導で受けることにしました。

メンタルトレーニングの日々

コーチングとは、自分がより成長するために受けるカウンセリングのことです。話し合いの中で目標を設定し、その目標に向かって、メンタルトレーニングの課題が与えられます。このように表現すると、とても難しいことをするようですが、たとえばテニスが上手になりたいと思ってテニススクールに通い、コーチから指導を受け(コーチング)、うまくなるために素振りの練習をする(メンタルトレーニング)のと同じことであると、石井先生から説明を受けました。
私が受講したのは、週に1回の3回コースです。
初回のコーチングでは、これまでの気持ちを整理し、辛かったのはどういったときか? どんな風に対処してきたか? その対処は上手くいったか? などの話しをしました。
そうすると、自分が子ども時代にいじめに遭っていたことを思い出しました。
今このようなことが起きてしまったのも、子どもの頃からの欠点が災いしているのではないかと話しを進めると、石井先生から、過去や、性格、生育歴を振り返るのは、一見もっともらしい答えがみつかりそうな気もするけれども、あまり意味のないことであると、振り返りの修正を受けました。
たとえば、今、テニススクールに行って、小学校時代の体育の成績を分析しても、テニスはうまくならないでしょう?
私の目の前が晴れていくようでした。
大事なのは、今とこれから。
そして、感情をコントロールし、自分を取り戻すためのメンタルトレーニング法を指導いただきました。それは、テニスの素振りのように、自信をもって続けることが大事なのだそうです。
わからないこと、不安なことがあれば、いつでもネット上の掲示板で相談することができました。他にも相談者がたくさんいて、私と同じように悩んでいることがわかりました。
2回目は、その週に起こった出来事について、どんなモラハラ行為を受けたか? どんな気持ちになったか? これまで同じことが起こったときと比べて、変化があったか? それはどう対処できたか? というお話しをしました。また、メンタルトレーニング法がうまくできたか? できなかったのはどんな点か? 振り返りました。
こうして指導を受けている中でも、職場の状況自体は変わりません。怒鳴られる時もあるし、嫌みも言われます。無視もされます。意地悪なメールも毎日届きます。そうすれば私の体調も悪化します。
石井先生のご指導やメール相談では、これから1週間に起きるであろう職場の状況を想定し、どのように対処するか一緒に考えてくださいました。
石井先生に相談できると思うと心強く、勇気をもって職場に通うことが出来ました。次の受講のアポが決まっているだけで、何とか1週間乗り越えられるという安心が生まれました。今までただ無防備に苦しんでいた状況が、少しずつ客観視できるようになってきました。
あっという間に3週間が経ちました。私は3回コースを延長して、1週間に1回のペースでの受講を継続しました。

明るい変化

毎週のコーチングで状況を振り返るだけでなく、石井先生から指導されたメンタルトレーニング法を、毎日続けていくにつれて、ケアレスミスをして血の気が引くようなことは、無くなっていきました。職場で淡々としていることができるようになってきました。すると、仕事を馬鹿にしている! と、怒りをぶつけられることも少なくなるので、自分の人間すべてが否定されるような悲しい思いをすることが減っていきました。
私は私なりに、ビジネス本を読んだり、努力をしてきたのに。一生懸命やってきたのに、あの時は全然うまくいかなかったのはどうしてなのか、不思議でした。
石井先生に質問しました。
「いくら頭で考えて良かれと思っても、心が安定していなければ成り立たないのです。上司に対する本能的なストレス反応が最大値になっている時に、いくらマニュアル通りの心遣いあるような応対をしても、多分、あなたの顔はひきつっています。手も震えています。声も震えています。それで、目も合わせられない。それで上司の機嫌は良くなりますか? 結果、あなたの努力はまるで効をなさず、上司の不満は増す、さらにあなたの恐怖は増す・・・、と、負の連鎖に陥っていくのです」
私は、またひとつ、自分を取り戻しました。
次第に、ドキドキせずに、コピーを取ることができるようになりました。
落ち着いて領収書を書くことができるようになりました。
朝のメールソフト起動も、苦しくなくなってきました。
自分に落ち着きと自信が得られるような感覚がありました。もともと自分にあった力が、甦ったといったほうがいいのかもしれません。
そして、先生のご指導も5回目を過ぎた頃でしょうか。
何だか、ふっと楽になりました。別に、ここで悩んでがんばっていなくても何とかなる。
この仕事を辞めよう、と思いました。
「心身のバランスが安定するにつれ、少しずつ考え方と行動に変化が起こります。そして、直感に従って行動できるようになるのです」石井先生はそうおっしゃって、微笑んで頷かれました。
退職の手続きを進めると同時に、もっと自分を高めるために、受講を続けました。
メンタルトレーニングを続けたことで、もう私は大丈夫だ、自分で何とかできる、という確信が生まれました。

拝啓、石井先生へ、ふたたび

先日、以前購入した自己啓発本やビジネス本を、改めて読み返しました。
すばらしい逸話やアドバイスが、貴重な言葉で表現されていることに驚きました。以前は、いくら読み進めても頭に入っていなかったのですね。
今、落ち着いて周囲を見渡せば、すばらしい人物との出会いや経験、おいしい食べ物、さまざまな感動のひとときなど、喜びや感謝の場面がたくさん溢れています。
あの時は、職場のことしか頭になく、ただただ辛い毎日でした。抜け出せない迷路に入り込んだような感覚でした。でも、その暗闇は、自分の力で抜け出せることが出来るのですね。石井先生のコーチングのおかげと、感謝しています。
モラル・ハラスメントに苦しむ多くの方々が、1日でも早く石井先生と出会い、苦しみから脱することができる心身と、生きる喜びを感じる感覚を取り戻すことを、願っています。無駄な努力に疲れ、自分で自分を傷つけないうちに、今の努力の方向を少しだけ変えてほしいと思います。
私、今もトレーニングは欠かさずに続けています。モラル・ハラスメントはありませんが、「困った人」はどこにでもいますから!石井先生、本当にありがとうございました。

 

詳しくは「モラル・ハラスメントがわかる」無料小冊子をご覧ください。

※プライバシー保護、キーワード説明のために、若干の脚色が施されています。

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