医師や看護師の離職や休職を予防し、皆が成長できる病棟づくりのために

モラル・ハラスメントとは?

モラル・ハラスメントとは、主に言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つける精神な暴力です。無視などの態度や人格を傷つけるような言葉など、精神的な嫌がらせ・迷惑行為を含みます。

この言葉を最初に使ったのは、フランスの精神科医 マリー=フランス・イルゴイエンヌ博士です。それ以前は、このような職場でおこる問題は、「職場のいじめ、精神的虐待・暴力」と一括りで認識されていました。

<マリー=フランス・イルゴイエンヌ博士による定義>

言葉や態度、身振りや文書などによって、働く人の人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせて、その人間が、職場を辞めざるを得ない状況に追い込んだり、職場の雰囲気を悪くさせること」

それまでの、いわゆる「いじめ、精神的虐待・暴力」は、意図的に悪意を持っていることが前提となりがちであったのに対し、「モラル・ハラスメント」では、指導・教育などとして、積極的に悪意を抱いておらず、自覚なしにハラスメント行為を行っているケースを含むのが特徴です。

モラル・ハラスメントという言葉が定義されたことより、これまで、「いじめ」等としては認識されづらかったハラスメント行為が、精神的な暴力として、社会に認識され、対策を講じるきっかけを作ったことが、イルゴイエンヌ女史の貢献だと思います。

モラル・ハラスメントの言動の例、影響などについては、本サイト「職場のモラル・ハラスメント対策室」をご覧ください。