辛いモラハラの客観的理解と解決策

自己愛型

自己愛型は、他者の気持ちがを理解しようとも思わないし、また実際に理解できないのが特徴です。8042-bそれどころか、「他人の不幸は蜜の味」のごとく、他人の苦しみを喜びと感じることもあり、それが攻撃性を高めることもあります。自己愛は、深く人格に根付いているものであり、そう簡単に変えることはできません。

アメリカ精神医学協会のマニュアルであるDSM-Ⅳによると、自己愛的な人格については次のように規定されています。

● 自分が偉くて、重要人物だと思っている。
● 成功や権力への幻想を持ち、その幻想には限度がない。
● 自分が特別な存在だと思っている
● いつも他人の賞賛を必要としている
● すべてが自分のおかげだと思っている
● 人間関係の中で相手を利用することしか考えていない
● 他人に共感することができない
● 他人を羨望することをが多い

このうち、5つ以上の項目にあてはまれば、自己愛性人格障害であると診断されます。

人格障害はトレーニングを受けた精神科医によって診断されるべきもので、素人がある人物を「人格障害」と診断するのは極力控えなければいけません。あくまでも目安として活用ください。

また、ここで勘違いしないで欲しいのですが、この項目に5つ以上あてはまるからと言って、それイコール「自己愛性人格障害」ではないということです。

8032-c私たちは誰でも自己愛的な傾向をもっており、自己愛は必ずしも「悪」ではないことも、見逃してはいけません。自分はできる、自分はみんなの注目を浴びている、そんな自己愛は、私たちが頑張る源=自尊心でもあるのです。

自己愛が問題になるのは、他者への共感ができなくなって、他者を傷つけてしまうことがあるからです。

もうひとつ、自己愛を理解する上で大切なのは、ストレスがかかると、私たちの自己愛は強まるということです。ストレスとは、危険から身を守る防衛本能であり、そのような状況では、他者への共感ができなくなるのは当たり前です。

このため、あなたの夫(親)がなんらかの強いストレスを抱えていると、彼らは、とても強い自己愛に見えるようになることがあります。

前述したとおり、自己愛は、なかなか変わるものではないと言われていますが、反対に考えると、いきなり自己愛になる人もいないということです。以前は良い夫(親)だったのに・・・、というケースでは、ストレスという状況が、彼らを自己愛にしている可能性もかなり高いのです。

今の状況だけで考えず、長い目で見て、彼らの自己愛を判断するようにして下さい。

>> 左脳鈍感型



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