辛いモラハラの客観的理解と解決策

なぜモラハラは辛いのか? 警報装置の誤作動

なぜモラハラは辛いのでしょうか?心が痛くなってしまうのでしょうか?些細な言動に苦しんでしまうのは、あなたの心が弱いからでしょうか?

それとも、ネガティブ思考に陥って、考え方がおかしくなっているのでしょうか?それとも、子供の頃のトラウマのせいなのでしょうか?

昔かたぎの古い人は、あなたの心が弱いからと言うでしょう。
勉強不足の心理カウンセラーは、あなたの考えかたの問題だと言うでしょう。
精神分析家は、あなたの子供の頃の親との関係にある、と言うでしょう。
スピリチュアルカウンセラーは、前世に問題があるから、と言うでしょう。

すべて間違っています。これらは理由のひとつに過ぎません。

今や脳科学は、あなたがモラハラで辛くなってしまう理由を完全に解明しています。

簡潔にいえば、些細な言動にも反応してしまうのは、あなたの脳の中にある警報装置が誤作動を起こしてしまっているからなのです。

脳の警報装置は、過去の大きな危険や、小さくても繰り返される危険を記憶し、次に起こったときに備える役割があります。

しかし、そのような警報装置が条件反射的に誤作動してしまうようになると、些細な事に対しても、とても強い恐怖や不安を覚えるようになってしまうのです。

この恐怖反応のメカニズムは、大震災や暴行事件を経験したPTSD患者にも、共通するメカニズムで、あなたの心が弱いからも、あなたの過去に問題があるからでもないのです。

emotionalbrainこのメカニズムについては、私も、モラル・ハラスメントを研究し始めたころは知りませんでしたし、恐らく、今も、ほとんどの心理カウンセラーは知りません。

心理カウンセラーになるには、脳の勉強は必要ないのです。

ただ、10年前に、私は『エモーショナルブレイン 情動の脳科学』(東京大学出版会)という本に出会い、そこに書かれているメカニズム=警報装置こそ、モラハラの苦痛の原因であることを理解しました。

それ以来、私は、この本を参考にして、その警報装置を解除する具体的な方法を探究し、ハラスメント被害者へのコーチングに役立てています。

警報装置を解除できれば、相手の言動に過剰に反応しなくなり、平常心で対応できるようになります。モラハラ克服コーチングで目指すのは、そこです。

警報装置を解除できないと、その記憶がトラウマとして定着し、いつまでたっても悪夢を見たり、フラッシュバックが頻繁に起こるなど、いわゆるPTSDに苦しむことになります。

>> モラハラ最大の不幸



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